極低温シールや真空シールが、熱、熱サイクル、または一定圧力などにより時間の経過とともに劣化し始めると、機能を維持するために交換が必要になる場合があります。デバイスがまだ使用可能な場合は、多くの場合、次の手順に従ってインジウムシールを新しくすることができます。
- インジウム シーリングを分解し、フランジまたは合わせ面にある以前のガスケット材料の残りを慎重に除去します。
- カミソリ刃、スクレーパー、またはパテナイフを使用して、古いインジウム ガスケット材料をできるだけ取り除きます。非常に繊細なシールの場合は、機械的な手段の代わりに柔らかい布を使用できます。場合によっては、その部分を軽く温めると、インジウム ガスケット材料が柔らかくなり、取り外しやすくなります。
- ガスケット材料としてインジウムを使用しているシールの場合、削ったり拭いたりした後にフランジに痕跡が残っている場合は、10% HCl 溶液を塗布して除去できます。脱イオン水 (DI) で徹底的にすすぎ、続いてアセトンで洗い流し、自然乾燥させるか、窒素を使用して乾燥させてください。
- 準備が完了し、表面がきれいになったら、新しいインジウム ガスケット材料を取り付けることができます。